ゲルソン療法でがんが治るって本当?
ガンの食事療法で有名なゲルソン療法。
大雑把に言えば、
塩分と動物性食品を排除して
新鮮な野菜と果物を大量に摂取する
というような食べ方です。
ドイツの医師ゲルソンによって
現在から80年以上も前に考案された
ガン療法。
徹底したゲルソン療法の食事は
かなり制限が厳しく、
続けにくいために挫折するケースも
多いようです。
また、現代は、当時に比べ
栄養学が格段に進歩している状況です。
時代の変化とともに、様々な人の
アレンジや改良を加えられて
進化しています。
日本では星野仁彦医師による
星野式が有名ですね。
ただ、いずれのやり方にしても
日々の食生活の大部分を
野菜ジュースが占める事には
変わりありません。
ゲルソン療法であれば、
1日にコップ13杯、計2リットルの
「絞りたて」野菜ジュースを飲む。
星野式であれば野菜ジュースは
1回400mlで3回以上と言う感じです。
野菜の持つフィトケミカルの抗酸化作用や
ビタミン、ミネラル以外に重要な要素が
「酵素」です。
酵素はたんぱく質の一種なので
加熱する事で変成してしまうので
生食が推奨されています。
がんを外科手術で取り除く行為は
=治癒とは少々異なります。
動物性に偏った食生活を見直し
鮮度の良い野菜とフルーツを
ふんだんに取り込む。
薬だけに頼らずに、
食べ物を気をつける事で
癌が消えたにも等しいほどに
腫瘍マーカーの数値が
減少したケースは多くあります。
癌の状態や体質によっては
効果を感じられない患者さんも
もちろんいらっしゃいます。
また、癌治療を
ゲルソン療法だけに頼るのではなしに、
外科的・科学的な治療との併用の
選択肢もあるでしょう。
切除後であっても、このような
食事療法を取り入れる事で
再発の不安を減少できるのであれば
始めない手はないと考えます。
そして、本当の意味での
生野菜ジュースを日常的に飲む事は
予防としての体質改善に必ず役立つ
習慣でもあるのです。