フィトケミカルって何?効果効能とは?
フィトケミカルとは、
今や第7の栄養素とまで言われる
天然化学物質のこと。
5-6年前であれば、
ファイトケミカルという呼び方の方が
主流でしたね。
フィトケミカルは、
外界の脅威が多い自然界で
その刺激から身を守るために
植物自らが作り出している成分。
5大栄養素に続く6番目が「食物繊維」。
その次に続くファクターとして
注目されているのがフィトケミカルです。
1万種を超えるとさえ言われるほど
の数が存在し、
そのいずれも抗酸化作用が強いという
特徴を持っています。
ここが人間にとって有用なメリットに
なっているわけですね。
よく知られているものとして、
ポリフェノールなどが上げられます。
例えば紫色をした野菜や果物ならば
ポリフェノールの一種の
アントシアニンと言うことになります。
赤ワインに使うタイプのブドウや
ブルーベリー、赤じそ、ナス、
紫キャベツなど、それもおなじみ。
抗酸化作用があり、
視力回復効果が高いとされているのは
みなさんもご存知でしょう。
要は植物が持つ色や香り、渋み、
辛みの元になっている物質がそれ。
わたしたちが食べた時に感じる
野菜のアクというのは
ポリフェノールの持つ風味なのです。
濃い色は紫外線から身を守るための
防御システムの表れであり、
渋み・辛さは味覚にとって「不味い」と
感じさせることが出来れば
その食物は食べられずにすみます。
タデ食う虫も好きずきのごとく
慣れるとヤミツキになるような
癖のある味わいを好む人間には
植物もお手上げですね。
逆にわたしたち人間側は、なるべく
色の濃い野菜を選んで食べると
体のためには良いと思っていいでしょう。
デザイナーフーズピラミッドも
上位には刺激臭の強いニンニクや
βカロテンのオレンジが鮮やかな
ニンジンなどが上げられています。
野菜のパワーは健康維持には
欠かせないので、ぜひ積極的に
摂取するのを心がけて下さい!