癌治療の食事療法がスムージではなくコールドプレスジュースな理由
ゲルソン療法はコールドプレス
ジュースを1日に13杯飲むことで
自然治癒力を高めてガン細胞を
消すという一種の食事療法。
肉類、脂肪、塩分は極力制限します。
星野式ゲルソン療法では
ジュースにプラスして
その他の食事も有効に考えられて
いるようです。
わたようたかほって絶対に
初見では読めない名前の医師、
西台クリニックの済陽式
食事療法も有名ですね。
青汁と豆腐が中心の甲田療法や
生のものやできるだけ自然に近い
状態で食べる栗山式食事療法、
ローフードやナチュラルハイジーンと
違うのはジュース中心である事です。
栄養的に生(=非加熱)である点は
もちろん重要ですが、そのまま
生食ではなぜダメなのか?と
疑問に思う方も多いと思います。
抗酸化物質やビタミンミネラルは
加熱調理せず、生のままの方が
損失が少なくて済むのがその理由。
ではなぜ野菜サラダではなく、
ジュースにするのかというと、
そのまま食べても細胞壁に囲まれた
栄養素は摂取しにくいためです。
生野菜をそのまま食べても
消化吸収される栄養分は17%ほど。
たったこれではどれだけ食べても
埒があきません。
通常よりも大量に取り込みたい
生野菜やフルーツの抗酸化物質や
栄養成分が、そのままの形では
消化不良で無駄になってしまうだけ。
効率よく大量に摂取するには
熱による栄養素の損失無く
細胞壁を破壊して消化しやすい
ジュースが最適なのです。
ここで生じる素朴な疑問。
生の野菜やくだもののしぼり汁が
免疫力を高めてくれるなら
スムージーでも同様の効果が
得られる気もしますね?
「ガン予防」という観点であれば
ミキサーやブレンダーで作る
スムージーでも充分に期待できると
わたしは思います。
ただ、ガン治療となるとオススメは
やはりコールドプレスのジュースに
なるでしょう。
便秘解消や体に良いとされる食物繊維。
デトックス効果の高いと言われる
グリーンスムージーもファイバーの
働きがあってこそです。
ただし、この腸の掃除にも役立つ
繊維質は、逆に考えれば
「消化の悪い食べ物」でもあるのです。
健康体にとっては何の問題ない
「消化」というメカニズムも
ガン細胞と戦っているカラダには
大きな負担になってしまいます。
お腹いっぱいに食事をした後
眠くなるのは、消化のために胃に
血行が集まるため。
食べ物から栄養を取り出す作業は
とてもエネルギーを消費してしまう
行為の証拠です。
ただでさえ、病巣を抱えて体力が
消耗している状況下では、
消化に回すエネルギーは極力
減らすべきと考えて下さい。
断食道場でのファスティングや
ジュースクレンズも理由は同じこと。
胃腸を休ませて、回復させるために
出来るだけ負担をかけずにすむ
ジュースが選ばれているということです。
酵素の生きているコールドプレスの
フレッシュジュースを飲むためにも
スロージューサーは◎。
免疫力を上げれば、ガン細胞が
消えていくなんて
人間の身体ってすごいですよね。