デザイナーフーズピラミッドの誤解:勝手な思い込みが落とし穴?
デザイナーフーズピラミッドは
アメリカ国立がんセンターにより
抗がん作用の研究結果をまとめて
発表されたもの。
約40種類の食品が
1群から3群に分けられ、
ピラミッドを形成しています。
1群の中でもトップに置かれている
食品がニンニク。
その下にはキャベツ、そして甘草、
大豆、生姜、セリ科の植物の
セロリ、にんじん、パースニップと
続きます。
ここまでが1群。
2群にはタマネギやお茶、
玄米などの他、柑橘類やナス科、
アブラナ科の野菜がラインナップ。
3群はメロンとベリー類、
ジャガイモ、大麦など以外は
ほとんどがハーブで占められています。
そして、ピラミッドの上に行くほど
重要度が高くなるという説明が
一般的です。
実はこの「重要」っていう書き方、
間違いということではないですけど、
少々誤解を招きやすい表現かな?と。
なんていうか、作用に関しての
勘違いの元になっている気がします。
「重要度が高い=最も癌を予防する」
とは、意味がちょっと異なるんですね。
どちらかというと、その食材について
既にたくさん研究されていて、
「その効果が信頼できる度合い」
のようなニュアンスらしいです。
たとえばガーリックの場合なら、
がん予防に良い成分が
多く含まれた食品として、
「最も信頼度がある」っていう感じ。
なので、すべての食品の中で
「一番ガンを治します」という
表現ではないんです。
ですから毎日大量に大蒜を食べれば、
がん細胞が消えてくれるという論理に
直結させないようにしたいところ。
結局は、
いろいろな野菜を摂るのが良いよ、
ってこと。
それでも、まぁニンニクのアリニンや
S-アリルシステインなどの
ガン予防効果を期待できる量は
2〜3欠片でも充分とか。
かなり頼もしい食材なことはたしかです。
にんにくのように大腸がんなどの
消化器系のガンに対して、
予防効果が認められていても、
その他に関しては研究中であったり
未解明の食品も多くあります。
逆に、まだ突き止められていない成分の
働きがガン細胞の分裂を妨げてくれている
可能性もいくらでも考えられます。
ただ、アメリカでは何十年も前に
このデザーナーフーズプロジェクトを
行ったことで野菜の摂取量は
明らかに増加に転じました。
結果、ガンの罹患率が低下し、
死亡者数が減少したことは
データが示す通りまぎれもない事実。
ピラミッドの中の食品で、
日々の食生活に取り入れやすいものを
いろいろ摂取していくことは、
予防に大いに役立つはずです。
とくに生野菜での摂取の方が
栄養素を破壊する事なくそのまま
取り込めるので効果的だとか。
でも生食での野菜サラダでは
消化吸収が良くないため、
成分がみんなムダになってしまう
という矛盾が生じます。
低速回転のスロージューサーによる
コールドプレスジュースが人気なのは
そうした栄養素を破壊せずに
吸収率をぐっと高めているから。
加熱調理だけでは取り込めない成分は
ジュースで補ってみてください。
野菜のフィトケミカルの抗酸化力と
酵素での自己免疫力アップのためにも
新鮮で安心安全な野菜で作る
コールドプレスジュースは超オススメ。
何日か続けていると体調が変化するので
効いている実感が湧きます。
わたしはこの手のクレンズジュースを
飲みだす前も、野菜料理は
毎食欠かさず食べていました。
だから野菜不足になってるとは
思っていませんでしたし、自分自身
「生食」やローフードが良いなんて
眉唾なんじゃないの?くらいに
信じてなかった面もあるんですよね。
でも、生のジュースを飲みだしたら
明らかにカラダが
内側から違ってくるんですよ!
なのでいまでは
「疑っててごめんなさい生野菜」
みたいな(笑)
試してみた人は、きっと
生きてる食べ物のチカラって
スゴいんだなぁ〜って
つくづく思うと思いますよ。