酵素玄米発酵玄米のウソ?
酵素玄米が流行っているそうですね。
キムタクとかがハマってるって
いう話も聞いたような?
テレビや健康関連雑誌などの
メディアが半端に伝えるものだから、
見ている人もイメージだけで
その気になってる感じです。
ただでさえ一般の調理より高温の
圧力鍋で玄米を炊いたら
酵素が生きているわけありません。
菌類にしても高温下では殺菌されて
「発酵」もありえません。
生の状態のお米は乾燥させてあるため
腐りませんよね。
ところが炊いたご飯を放置すれば、
黴びたり腐ったりします。
この腐敗が、人間にとって
有用な作用となる場合が「発酵」です。
お米のデンプンに麹カビを植えつけ
アルコール発酵させたものが日本酒。
上手く発酵させるには、
温度管理がとても重要です。
100℃以上で炊いたご飯を
熱いままで保温していたら
菌類が繁殖するのは無理なこと。
酵素もたんぱく質の一種ですから
炊飯でとっくに死活しています。
落ち着いて考えれば
誰にでも理解できる話です。
たとえ酵素が含まれていなくても
玄米そのものの栄養価は高いのです。
フィチンによるデトックス効果も
ダイエットや健康面で大いに
プラスに作用します。
発芽玄米が体に良いと言われるのは
ギャバなどの栄養価がアップされるため。
酵素や発酵とはまったく別物です。
そういう意味で個人的に
唯一信用できるのは
「結わえる」というお店の
「寝かせ玄米ごはん」。
こちらでは玄米を発酵させてるとか、
酵素が入ってるとか、
そもそも一切うたってませんし。
炊き上がりから74℃の高めの温度で
保温し続ける事で味や食感は変化します。
でも栄養面での違いは生まれません。
玄米食を美味しく食べるために
“寝かせている”に過ぎないということ。
お店で食べると玄米がモチモチしてて
本当に美味しいです。
私は基本的に玄米ごはんは
家で炊いています。
寝かせていない炊きたてでも
圧力釜ならぜんぜん美味しいですから。
炊飯器しかないなら、
もっちりは厳しいかもですが
ほんの少しのお塩を入れて炊けば
ボソボソはしないはずです。
小豆は入れないと、発酵しないとか
そういうためのものではなく
栄養面からの配慮。
7号食をやってみたい!
と言うのでなければ、わたしは
なくても大丈夫っていう判断です。
ちなみに結わえるでは
レトルトの販売もやっているので
お手軽に食べられます。
私には、一食にパック一個だと
ちょっと量が多いのが欠点ですが。
なので、本当はパックのまま
温められるにもかかわらず
一旦開けて半分ずつ食べてます。
あと、そのままレンジでチンすると
ちょっと硬めな食感なので、
少し霧を吹いた方がオススメ。
玄米は不味いと思っている人は
一度寝かせ玄米を食べて、
ビックリしてみて欲しいです(笑)